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【慢性疲労症候群と漢方/札幌】慢性疲労・だるさ・倦怠感に抗うつ剤は有効か?

【慢性疲労症候群と漢方/札幌】慢性疲労・だるさ・倦怠感に抗うつ剤は有効か?

A man with pills in his hands sits at a table and suffers. A man with a beard sits with alcohol in his hands and holds a pill.

札幌の漢方専門 なつめ薬局の阿部です。

何となくだるい。

やる気が出ない。

など、明らかな病気はないけれど、疲れが抜けず、仕事や学校に行きたくない。

という事はありませんか。

昔は、このような事を言うと「だらしない」、「なまけもの」という扱いを受けていました。

ですが、本当に、ただ怠けたいだけでしょうか?ご本人が嘘をついているようには見えません。

実は、この疲れ・疲労感・倦怠感は、私たちに「休息が必要」だとか、「体に異常がある」という事を教えてくれる重要なサインでもあるのです。

 

長引く疲労はなぜなのか?

疲労には、身体を動かしたことによる疲労と、仕事や人間関係、環境変化などによる疲労があります。

・肉体的疲労

肉体的疲労の主な原因は、筋肉を動かすエネルギーの不足と疲労物質(乳酸)の蓄積によるものです。糖質が分解されてエネルギーとなるときにできるのが乳酸です。乳酸が多く蓄積されると十分に働けなくなり、疲れやだるさといった症状となってあらわれます。

・精神的疲労

精神的疲労は、健康の不安、お金の心配、人間関係などによるストレスを原因として起こる気持ちの消耗です。

・神経的疲労

神経的疲労は、仕事などに集中して作業をしていると、脳や視神経が緊張するのですが、この状態が続くことによって起こる疲れです。脳が長時間の緊張状態を強いられることで、無気力・無関心・神経過敏といった症状が現れるのが特徴です。

これらの疲労は、基本的には、睡眠や休憩、リフレッシュをすることで回復します。また、生活習慣に問題があるケースもありますので、生活習慣の見直しが必要な場合もあります。

疲れが抜ける過ごし方。漢方的生活習慣とは?

あなたは睡眠や休養、食事や運動はしっかり出来ているでしょうか?「私は今までこれで平気だったから、このままで問題ない」は誤った考えです。人間という生物は朝起きて、食事を取り、体を動かし、日が落ちたら眠る、という前提で進化した動物です。今まで平気だったのではなく、「身体の適応力が最大限働いて乗り越えていた」だけのお話しであり、体が無理している事にあなたが気が付いていなかった恐れがあります。以下に、疲れが取れる漢方的生活習慣をざっくり紹介します。

・朝はしっかり決まった時間に起きましょう。寝るのが遅くなっても、朝は同じ時間に起きてください。

・食事は、食後に眠くならない量を摂取しましょう。無理に食べなくても大丈夫です。朝、食事が取れるなら取った方がいいですが、人によっては、起床後の食事に耐えられない方もいます。食べることで体調が悪くなる方は、無理に食べなくても結構です。

・食事は、素材を購入して、自分で調理しましょう。外食、冷凍食品、お弁当・お惣菜の購入で済ませていませんか。これらの物は、弱っている人の健康の助けにはなりません。手の込んだ料理や、高い素材は必要ありませんので、自分で作ったものを食べましょう。

・運動をしましょう。日の光があるうちが理想ですが、「しないよりする」が大切なので、夜でも構いません。有酸素・無酸素バランスよく、体力に合わせて行うのが理想ですが、これも「しないよりする」が大切で、出来るならジムに通って、難しければ、ご近所の散歩やストレッチでも構いません。

・湯船につかりましょう。お湯につかる事で、温まるのはもちろんですが、筋肉・神経の緊張をほぐし、疲労が抜けやすくなります。

・夜は早めに寝ましょう。現代の社会環境は、24時間活動が可能な状況です。だからと言って、夜遅くまで活動していては、神経活動が混乱し、休養すべき時に休養できない状況になります。

ここで述べた睡眠・食事・運動は、疲労状態から抜け出すためには最重要です。細かく言えば、もっとたくさんの注意事項はありますが、細かいことに囚われず、まずは実践することが大切です。実践する中で適宜ブラッシュアップしていけば良いのです。

倦怠感の陰に潜む恐ろしい病気とは

睡眠・食事・運動の習慣を改めても回復しない、持続する疲労・だるさ・倦怠感は、何らかの病気が隠れている場合があります。そのまま放置すると、取り返しのつかない重大事になる恐れすらあります。

有名なところでは、糖尿病や睡眠時無呼吸症候群、甲状腺の病気、肝機能障害などの初期症状として現れます。他にも、様々な病気が考えられますので、持続する疲労・倦怠感が数ヶ月以上、続くのであれば、注意が必要です。

持続する疲労・だるさ・倦怠感に安定剤・抗うつ剤は有効か?

持続する疲労・だるさ・倦怠感が続き、病院受診・検査を受けても問題が見られない場合は、心療内科・精神科などを勧められるケース多いです。心療内科や精神科では安定剤や抗うつ薬を処方されるのですが、これらの薬では残念ながら改善しない事が多いようです。現に、私たち札幌の漢方専門 なつめ薬局に、「安定剤・抗うつ剤で良くならない」「安定剤・抗うつ剤の副作用が辛い」と、相談に来られる方が多数いらっしゃいます。

長引く疲労や倦怠感は自社製造の漢方薬で改善する

私たち、札幌の漢方専門 なつめ薬局にご相談いただいた方には、日常生活での注意点などを、個人個人に合わせてお伝えするとともに、自社製造の漢方薬を服用していただきます。漢方薬を自社製造するのは、提供する側からすると非常に手間のかかる作業です。ですが、漢方薬の効き目・効果を十分に発揮するためには、この手間を惜しまず行うことが必要であると私たちは考えています。

いずれ良くなるだろうと放置したり、安定剤・抗うつ剤を服用しているだけでは良くなりませんので、これらの症状でお困りであれば、ご相談ください。

漢方専門 なつめ薬局は完全予約制の漢方薬局です。ご予約はこのサイトからできますが、大変混みあっていますので、ご希望の日時が取れない場合もあります。早めのご連絡をお勧めいたします。 

【慢性疲労症候群と漢方/札幌】慢性疲労・だるさ・倦怠感に抗うつ剤は有効か?

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