季節と住処と【不妊】の関係とは?

 漢方専門 なつめ薬局の薬局長藤本です。


という記事は読んでいただけましたか?

今回は上記の記事に関連したお話です。未読の方はまずコチラからどうぞ。

前述の記事では妊娠とビタミンDの関係についてお話をしました。

あなたの不妊の要因かもしれない、その大事なビタミンDですが…
実は住んでいる場所や季節によっても体内濃度に違いが出るのです。

ビタミンDは紫外線を浴びることにより、体内で必要とされる量の約7割が作られています。その為、【日照時間】がビタミンDの体内濃度に大きく係わってきます。

北九州での研究ですが、7月と11月に529名の男女の血中ビタミンDマーカーを測定したところ、その平均値は

  • 7月→27.4ng/mL
  • 11月→21.4ng/mL

でした。

つまりビタミンDの体内濃度は

日照時間の長い夏→高い
日照時間の短い冬→低い

という事になります。

しかもビタミンD欠乏(20ng/mL未満)の割合は

7月→9.3%
11月→46.7%

冬になると約半数の人々のビタミンDが足りなくなっています。

そして更に日本は縦に長いので、日照時間の短い北日本に住む方々の方が南に住んでいる方々よりもビタミンDの体内濃度が低くなりやすいのです。

例えば漢方専門 なつめ薬局のある札幌と沖縄の那覇で、1日の必要ビタミンD量が作られるまでにかかる日光浴の時間を比較した研究では、両手と顔を露出した場合

7月正午では

  • 札幌→4.6分
  • 那覇→2.9分

12月正午では

  • 札幌→76分
  • 那覇→8分

と、特に冬に大きな差が出ました。

以前、免疫を整えて着床不全や流産を予防する為にはビタミンDが必要であり、不妊の方の9割に近い方でビタミンDが足りていない、と言う研究結果のお話をしましたが、北日本に住む方々は特に冬のビタミンD不足に注意しなければなりませんね。

春になれば雪も解けて歩きやすくなり、花を愛でながらのお散歩でしっかり日光浴もできるでしょう。紫外線対策はほどほどにして、十分に日の光を浴びて欲しいと思います。

漢方専門 なつめ薬局のある札幌に住む方々は特に、日照時間が増えビタミンDが作られ充足する夏は、妊娠の好機かもしれません。

その好機を逃さない為には、夏が来る前になつめ薬局の本格的な漢方薬でしっかり身体づくりをしていく事が大切です。

漢方専門 なつめ薬局の漢方薬で妊娠に備えた身体を作っていくことを決断なさった方は、ご連絡をお待ちしております。

大変込み合っておりますので、ご予約はお早めにどうぞ。

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