漢方専門 なつめ薬局の薬局長藤本です。
以前、マグロを食べると妊娠率アップ!?で女性の不妊と脂肪酸についてお話ししましたが、今回は男性不妊と食事の「あぶら」の関係についてお話ししていきます。
上記の記事は、不妊女性ではマグロやイワシなどの魚を食べると血液中にオメガ3系脂肪酸であるEPA・DHAが多く含まれ、結果体外受精での妊娠率が上昇したという研究結果についてのお話しでしたが実は女性の不妊だけでなく、男性の不妊に関しても食事から摂取する脂肪酸が大きな影響を及ぼしているという海外の研究があります。
脂肪酸の摂取と精子を作る働きの指標となるホルモン値や精巣容積との関係を調べたものです。
その研究では、オメガ3系脂肪酸は精子を作る働きにプラスに働き、逆にオメガ6系脂肪酸はマイナスの影響を及ぼすという結果が得られました。
ヒトの身体の中で合成されない為、食事から摂らなければいけない脂肪酸…
それが必須脂肪酸と呼ばれるものですが、
魚の脂や亜麻仁油・エゴマ油に多い【オメガ3系脂肪酸】
コーン油や大豆油、ごま油、紅花油、ひまわり油等に多い【オメガ6系脂肪酸】
があります。
このオメガ3系脂肪酸とオメガ6系脂肪酸の摂取バランスの悪さが男性不妊の原因となっている場合がある、と言うのです。
精子を作る働きが弱くなっている
精子の質が悪い
そんな診断をされた方。まだ検査はしていないけど、中々子供を授からない方。
そして普段の食事は
ほとんど外食
コンビニ弁当やファストフードに頼りがち
揚げ物、炒め物大好き
そんな方達は食事を見直せば、精子の数や質を上げることが出来るかもしれません。
では食事をどう見直せば良いのか?
オメガ3系脂肪酸とオメガ6系脂肪酸の割合の理想は4:1です。
なので、
オメガ3系脂肪酸の摂取を増やしてください。
- イワシやアジ、サバ、マグロ、サンマなどの魚を食べる
- サラダドレッシングには亜麻仁油やエゴマ油、シソ油を使う
オメガ6系脂肪酸の摂取を減らしてください。
- ファストフードも含め、外食を減らす。
- 揚げ物・炒め物の油(サフラワー油、コーン油、ごま油、紅花油など)をオリーブオイル(オメガ9系脂肪酸)に変える。
毎日の食事があなたの身体を作ります。
食事を見直せば赤ちゃんを授かる可能性が高まります。
出来るだけ早く、普段の食事の悪さに気づいて欲しいと思います。
今すぐにでも赤ちゃんを授かりたい方と思っているけど、中々授からずお悩みの方は、食事の改善と共に漢方薬でデトックスをして身体の乱れたバランスを改善することをお勧めします。
効果の高い煎じの漢方薬を扱う漢方専門 なつめ薬局で、赤ちゃんを授かるための治療をしていくのだと決断なさった場合は、ご連絡ください。
大変混み合っているため、実際にご相談をお受け出来るまでにお待たせしてしまう可能性もございます。
ご予約はお早めにどうぞ。