漢方専門 なつめ薬局の薬局長藤本です。
あなたはメラトニンという卵子の老化に関係しているホルモンをご存知ですか?
日本において、メラトニンが卵子にどう影響を及ぼすか というマウスを使った研究で、メラトニンは卵子の数や質の低下を遅らせる働きをしている、という結果が出ております。
メラトニンは卵子のアンチエイジングに役立っている
実験を簡単にお伝えすると
- メラトニンを添加した水を摂取させたマウス
- 水だけを与えたマウス
上記1、2を同齢のマウスで比較すると、1のメラトニンを含んだ水を飲んだマウスの方が
- 卵子の数が多い
- 体外受精の治療成績も良好
- 抗酸化作用・長寿遺伝子発現量も増加
していました。
メラトニンそのものが抗酸化物質として働いて卵子の老化を遅らせているだけでなく、細胞の寿命にも影響を与え、結果として卵子の数や質の低下を遅らせているのです。
それは是非とも沢山分泌してもらいたいですよね。
では、メラトニンとは何なのか?どうすれば増えるのか?と言うと
主に脳の松果体という部分から分泌されるホルモンです。
メラトニンは体内時計に働きかけ、睡眠と覚醒に大きくかかわっているホルモンですが、主に光によって以下のように調節されています。
- 明るくなると分泌量が減少
- 暗くなると分泌量が増加
つまり明るい電気の光の中、夜更かしをしているとメラトニンの分泌量が減少してしまうのです。
更に注意しなければいけない物は、スマホやタブレット、パソコンの液晶画面から出る脳を刺激してしまう「ブルーライト」。
夜にブルーライトを浴びることにより、脳が昼間と勘違いしてメラトニンの分泌量を減らしてしまうのです。
明るい部屋で毎日のように夜更かし
寝る直前までパソコンやタブレットの画面と向き合っている
ベッドにまでスマホを持ち込んで寝付くまでいじっている
そんな習慣のある方は要注意です。その毎日の光の環境があなたの卵子の減少や老化に影響を及ぼしている可能性が大きいのです。
あなたが不妊に悩んでいて、卵子の数の減少や質の低下を少しでも遅らせたいのであれば、夜、寝る前にはパソコン・タブレット・スマートフォンの画面から離れることをお勧めします。
そして寝る1時間前には部屋を暗めにしたり、暖色系の照明や間接照明に切り替えてください。
そして日付が変わる前には眠りにつくようにしてください。
そうすれば、夜にメラトニンがしっかり分泌され卵子のアンチエイジングが出来ます。
ただ、メラトニンは加齢とともに分泌量が低下していくものです。
生活改善でメラトニンを分泌させて、今より卵子のアンチエイジングは出来ても、やはり老化は進んでいきます。
卵子の減少や老化が進む前に、早く元気な赤ちゃんを授かりたい。
その為に漢方薬で妊娠・出産に備えた身体を作るんだという方は、漢方専門 なつめ薬局へご連絡ください。
相談枠には限りがありますので、ご希望の日時があるようならお早めにどうぞ。