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【パニック障害と漢方/札幌】この不安はパニック障害!?症状にふりまわされないための方法

【パニック障害と漢方/札幌】この不安はパニック障害!?症状にふりまわされないための方法

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札幌で、漢方薬を自社製造提供している、漢方 専門 なつめ薬局です。

ストレスの多い現代社会では、なんとなく不安を感じていたりイライラしたりする方も多いのではないでしょうか。特にコロナ禍になってからは、これまで自由にできていたことに制限がかかり、知らず知らずのうちにストレスがたまっていることでしょう。

突然ドキドキと動悸がして不安になったり、その場にいられないような気持ちになったりする人もいるかもしれません。

最近は、スポーツ選手やタレントなど、パニック障害を持っていると発表している著名人も少なくありません。パニック障害は100人に1人はかかることもあると言われており、めずらしい病気ではなくなりました。とは言え、パニック障害をお持ちの方にとっては、外出意欲をそがれたり、何かにつけて無気力になったり、してしまいます。

パニック障害とはどのような病気なのか、どのような治療法があるのかを理解して、不安に支配されない生活を取り戻しましょう。

【パニック障害とは】

危険を察知すると、それに対処するためにさまざまな反応が体に起こります。たとえば、交通事故にあいそうになったとき、山道で迷ったとき、誰でも恐怖や不安を感じ胸がドキドキするものでしょう。

けれども、原因がないのに過剰な不安や恐怖を感じ、さまざまな心身の症状によって日常生活に支障をきたしている状態がパニック症候群です。

強い不安感や恐怖心とともに、激しい動悸や発汗、めまい、息苦しさ、手の震え、冷感、耳鳴りなどのパニック発作を起こします。パニック発作は予期せず急に起こるもので、本人にとってはこのまま死んでしまうのではないかと思うほどの恐怖を感じるものです。

パニック障害の原因については、まだよくわかっていませんが、身体的、心理的、社会的ないろいろな要因が組み合わさって起こると考えられています。

心の問題であるとされた時代もありますが、西洋医学的にはセロトニンやノルアドレナリンなど脳内神経物質が関係する「脳機能の異常」が原因という説が現在では有力となっています。

日本国内でも世界的に見ても、パニック障害の患者は増えています。

【パニック障害の特徴】

パニック障害には、「パニック発作」「予期不安」「広場恐怖」という3つの症状があります。病院でパニック障害と診断されるには、原因やきっかけがなしにどこでも突然起こるパニック発作が必須の症状です。

予期不安とは、「またパニック発作が出るのではないか」といつも不安な気分になることです。その結果、夜眠れなくなったり、出かけられなくなったりして、結果として仕事を辞めてしまう方もいます。

広場恐怖とは、パニック発作が起こったときにそこから逃げられない場にいることを恐れて、その状況を避ける症状です。電車や飛行機などの公共の乗り物や、美容室、歯医者、人混み、行列など、避ける場面はさまざまです。

パニック障害と診断された人の中には、パニック発作だけの人もいれば、予期不安や広場恐怖に悩まされている人もいます。

【病院でのパニック発作の治療】

パニック発作と診断された場合、病院では薬物療法や精神療法により治療します。

薬を使った治療では、選択的セロトニン再取り込み阻害薬(SSRI)とベンゾジアゼピン系抗不安薬(BZD)というタイプの異なる2種類の薬物を併用するのが一般的です。

SSRIは効果が出るまでに1~2ヶ月程度、時間がかかります。効果が出たあとも、しばらくは服用を続けなければなく、完全に良くなったと医者が判断してから徐々に薬を減らしていく必要があり、これらの強い薬をすぐに中止することが出来ません。

BZDは長く飲み続けていると依存性高くなるという問題や、SSRIには眠気や吐き気、怒りっぽくなるなどの副作用があります。また、どちらも急に飲むのをやめると、動悸や頭痛、イライラなどの離脱症状を起こす可能性があります。

パニック障害は、1年程度の服薬で完治すると解説されていることもありますが、実際は、10年以上良くならずに薬を飲み続けている人も少なくありません。

このように、病院での薬物治療は、パニック障害に対して、あまり効果が無いのが現実です。

また、認知行動療法と呼ばれる精神療法は、病気に対する正しい知識を身につけ、予期不安や広場恐怖を減らし、避けている状況に慣れるために行います。

残念ながら、根本的なパニック発作に対する治療ではなく、パニック障害を抱えながらもQOLを上げるための治療です。

【漢方とパニック障害】

西洋医学では、パニック障害は脳機能障害によるパニック発作と、パニック発作が原因で起きる心の問題(予期不安と広場恐怖)と考えています。

しかし東洋医学では、パニック発作を脳だけの問題とはとらえません。不安が感じやすく不安に対して反応しやすい体質を根本から改善して、症状が出なくなることを目指します。

西洋医学的には、パニック障害の患者さんの体にはどこも悪いところはありません。どれだけ息が苦しくても吐き気がしても、心臓や胃腸の検査では異常が見つからないのです。

けれども東洋医学的な観点で見ると、パニック障害の要因になりうる体の状態がいくつも見られます。漢方薬には漢方の分析方法があり、そこを調整していくことで、パニック障害に負けない体を作っていくのです。

パニック障害は、漢方的に五臓のうち心や肝と強い関わりがあります。

心は、精神活動をつかさどる臓器です。心の血が不足すると、不安を感じやすくなります。肝は感情の影響を受けやすく、情緒に関係しています。肝気が滞るとちょっとした刺激にも敏感になるなどパニック体質の原因となります。

日常生活において、心配事や緊張を感じることはごく自然なことです。そのため、漢方におけるパニック障害の治療は、「不安を感じさせなくする」ことではありません。

危険が察知したときは、不安を感じることは、人間を含めた動物が生きていくうえで必要な反応です。

大切なのは、ストレスや不安を感じたとしても、日常生活に困るような過剰反応を体がしないことです。しっかりコントロールする事ですね。

漢方で体のベースを整えて、ストレスや緊張にふりまわされず、外出や日常生活を楽しめる体作りをしていきましょう。

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