漢方専門なつめ薬局の薬局長藤本です。
今回は マグロを食べると体外受精の治療成績が上がる! と言うお話です。
マグロで妊娠率アップ!?
え?どういうこと?と思いますよね。
なぜマグロで妊娠率が上がるのか、と言うと…
それは【EPA】や【DHA】が豊富に含まれているから!なんです。
皆様ご存知の通りEPAやDHAは
血液をサラサラにする
心臓病の危険を減らす
動脈硬化を防ぐ
子供の脳の成長を助ける
などなど、人の身体とその健康維持のための良い効果が知られています。
でも、それが妊娠率に関わってくるなんて聞いたことがない…
という方が多いのではないでしょうか。
しかし。
アメリカの研究で、そのEPA・DHAが血液中に多く含まれている方は、体外受精による妊娠率が上昇したとの報告があるのです!
妊活中の方には朗報ですね!
じゃあ、どうすれば血中のEPA・DHAを増やせるのか?と言うと…
マグロを食べればいい、それだけです。
お手軽な妊娠率アップ法ですね!
もう少し詳しく説明いたしますと…EPA・DHAはオメガ3系脂肪酸と呼ばれるもので【必須脂肪酸】、つまり身体の中で合成されない為、食事から摂るしかないものなのです。
だから、是非食べていただきたいのです。
魚を!マグロを!
何故ならEPA・DHAは
マグロの脂身
いわし
ぶり
さんま
さば
たい
などに多く含まれているからです。
先に記述した通り、アメリカの研究では、血液中のオメガ3系脂肪酸のDHAやEPAの割合を増やすことが体外受精での妊娠率、出産率の増加につながったとの結果が出ております。
それも、ただオメガ3系脂肪酸の摂取量を増やすのではなく
ヒトの全体のエネルギー摂取、その中の1%の飽和脂肪酸と呼ばれるものを、DHAやEPAに置き換えれば、出産率では2倍以上の差が出るのです。
飽和脂肪酸?いったい何をEPA・DHAに置き換えれば良いの?というと…
飽和脂肪酸は、肉・牛乳・バター・卵黄・チョコレート・ココアバター・ココナッツ油・パーム油に多く含まれていますので
つまり。普段の食事において
肉食を控えめにしてEPA・DHAを多く含む魚をよく食べるようにすると妊娠率・出産率UPに効果的!
という事です。簡単ですね!
ちなみに、DHAよりEPAの方が妊娠率・出産率の上昇効果が高く、EPA濃度が1%上昇する毎に
- 妊娠率→10%上昇
- 出産率→15%上昇
となります。
DHAは脳内に多いのですが、妊娠・出産率の上昇効果の高いEPAは血液中に入ってくれるので、食事を変えることで血液中のEPAを増やすことは比較的簡単にできます。
不妊に悩まれている方々!これは摂らない手はありませんよ!
「魚より肉の方が調理が簡単だから、やっぱり肉が多くなってしまう」というお話は相談中にはよく耳にします。
そしてマグロの脂身、つまりトロは高いので、それほど頻繁には食べられないかもしれません。
そんな時には!
ツナ缶!そしてサバ缶にイワシの缶詰です!
それならお手軽に摂る事ができますよね!
妊娠を希望される方には是非ともEPA・DHAを多く含んだ魚を積極的に摂って妊娠率を上げていただきたいと思います。
余談ですが、オメガ3系脂肪酸の一つにα₋リノレン酸というものがありますが、これは
- えごま油
- 亜麻仁油
に含まれ、体内に入った後代謝されて10%程度がEPAやDHAになります。
サラダなどに上記の油で作ったドレッシングなんかをかけて摂るとより効果的ですね。
油の種類を変えたり、肉を少し減らして魚を食べたり…と、ちょっとだけ食生活を見直せば妊娠率・出産率を上げることができます!
しかし、「妊娠率アップに良いから」と、そればかり食べればよいというものではありません。
一番良いのはバランスのとれた食事です!
過ぎたるは及ばざるが如し。食べすぎには十分注意して動物性の食材より、植物性の食事をしっかり摂るよう心掛けてください。
食事のバランスを見直した。
それでもなかなか結果につながらない…とお悩みの方は、是非なつめ薬局の漢方薬をプラスして服用してみてください。
なつめ薬局の本格的な煎じの漢方薬を服用して、身体の崩れたバランスを調え体質改善を行っていけば、より早く妊娠・出産に備えた身体作りができます!
妊娠までの時間がぐっと短縮されますよ!