ホーム / なつめさんの為になる漢方ブログ /

妊活の第一歩!漢方で基礎体温を改善する

妊活の第一歩!漢方で基礎体温を改善する

head0003

妊娠を望んでいるのになかなか恵まれずに不妊に悩んでいる方にとって、基礎体温はとても大切なカラダの情報です。

 

さまざまな症状や困りごとをカラダ全体から診る 漢方 治療では、継続してカラダの状態を確認できる 基礎体温 グラフはとても貴重なデータとなります。

 

漢方 から考える 基礎体温

 

そもそも 基礎体温 とは、人間が生きていくうえで必要最低限のエネルギーしか使っていない状態の体温のことです。しっかりと睡眠をとって目覚めたときの体温を測るのがよいとされています。

 

女性は、生理周期 によって 基礎体温 が変化します。健康なカラダの 基礎体温 は、低温期と高温期の2層にきれいにわかれています。排卵期がわかるので、妊娠しやすいタイミングを予測することが可能です。

 

ところが不妊に悩んでいる方の多くは、この 基礎体温 のパターンが理想的な2層になっていません。

 

低温期からダラダラと上昇して高温期になるのでは排卵日がわからないパターン、低温期や高温期が短いパターン、高温期の途中で低温期になってしまうパターン、ジグザグで 基礎体温 の変動が激しいパターンなど、さまざまな 基礎体温 のパターンが見られます。

 

基礎体温 のパターンは、カラダの中を知るとても貴重な情報源です。西洋医学的に見ると、排卵はありそうか、女性ホルモンの分泌期間が正常か、卵巣の働きは悪くないか、などを知ることができます。

 

そして 東洋医学 の観点では、基礎体温 のパターンは排卵やホルモンの状態がわかるだけでなく、あなたの体質と関連しています。

 

東洋医学 には、気・血・水というカラダを健康に保つために重要な3つの要素があります。不妊 では、特に気や血と強く関連しています。また、東洋医学における内蔵の考え方である五臓(肝・心・脾・肺・腎)のうち、老化と関連する腎も不妊と大きく関係しています。

 

基礎体温 のパターンを見れば、気や血は不足していないか、きちんとめぐっているか、腎のはたらきは弱っていないか、陰陽のバランスは整っているか、などカラダの中が健康で妊娠できる状態に整っているかがわかるのです。

 

生理周期 と 漢方 治療

 

東洋医学 には 陰陽 という考え方もあります。自然界のさまざまな法則は、性質が相反する2つの要素で成り立っているというものです。

 

女性の1か月のカラダの変化を 陰陽 でみてみると、低温期が陰となり、陰が極まったところで排卵が起こり(排卵期)って、陽に転じて高温期へと変化します。そして、陽が極まると月経が起こり、陰へと転化するのです。

 

月経期は、不要となった月経血や子宮内膜をカラダからすべて出し切ることが大切です。体内に残ってしまうと、血のめぐりが悪くなります。

 

低温期は、卵子が育つ大切な時期です。陰と血が十分に満ちることで、質のよい卵子と厚い子宮内膜ができあがります。

 

排卵期では、陰から陽に転化します。スムーズな排卵をするためには、気や血が活発に働かなければなりません。また腎のはたらきも重要になってきます。

 

高温期は、受精卵が着床しやすくするために、体温がしっかりと上がりカラダが温まっていることが大切です。そのため、きちんと陽に転換している必要があります。また着床した後に受精卵に十分な栄養を与えるためにも、腎の補給もしていきます。

 

若くても 基礎体温 の乱れは放置しないようにしよう

 

なかなか妊娠にいたらない方の多くは、気虚、血虚、気滞、腎陽虚、腎陰虚などの体質になっています。しかも、ほとんどの方はどれかひとつの体質に当てはまるのではなく、いくつかの状態が複雑に混ざりあっています。

 

体質を整えて妊娠できるカラダへと変化するためには、健康的な食生活や適度な運動などの日常にも気を配り、ストレスを減らしていくことが大切です。また、冷えると気が不足したり血のめぐりが悪くなったりするので、妊活には大敵です。

 

これらの日々の気配りは重要ですが、それだけでは一度崩れてしまったバランスを戻すのは大変です。漢方 は、これらの不足を改善してめぐりをよくするお手伝いをします。

 

不妊の原因となっているカラダの状態はお一人おひとりで違います。そのため、あなたのカラダの状態によく理解して、あなたにあった 漢方 を自社で煎じてくれる漢方薬局を選びましょう。

不妊症・不育症・流産に関わる「ある物」の存在。

私たちが不妊症・不育症・流産の相談を受けるとき、身体の様子を様々うかがっていきますが、そんな中でも特に重要視している「ある物」があります。不妊症・不育症・流産の方は、その「ある物」にトラブルがあります。この「ある物」は、検査はできるのですが、現在の検査技術ではトラブルを見つけられないことが多いです。この「ある物」の状態に応じて、札幌・漢方専門なつめ薬局では、あなた用の漢方薬をオーダーメイドで製造して、お渡しします。

マグロを食べると妊娠率アップ!?

今回はマグロを食べると体外受精の治療成績が上がる!というお話です。「マグロで妊娠率アップ!?」「え?どういうこと??」…

【妊活中の運動と漢方/札幌】妊活中も運動は大切!でも、できないときはどうしたら良い?

不妊に悩んでいる方の中には、生活習慣に気をつけて毎日を過ごしているという人も多いのではないでしょうか。妊娠しやすい体づくりのために、睡眠や食事、運動などの生活習慣は大切です。特に運動で体をしっかり動かすと、全身の血のめぐりが良くなり、卵子や子宮、精子が元気になっていきます。けれども、忙しさや新型コロナウイルスの流行などで思うように体を動かすことができないという悩みもあることでしょう。どうしても運動ができない場合は、運動以外で血のめぐりを良くしていく必要があるのです。

【高プロラクチン血症】と言われたら。

高プロラクチン血症といわれたら、あなたはどうしますか?はっきりと原因がわからないことも多いですが、そんなときにも漢方もが活躍します。

【妊娠/妊活/札幌】なかなか妊娠できず悩んでいる方へ、不妊改善のためにできること

赤ちゃんができない…と悩んでいる方の多くは病院で原因を調べたことがあるのではないでしょうか。検査をしても異常がなかったり、病名はついたけれど治療の効果が出ていなかったりする方はめずらしくありません。東洋医学では身体全体のバランスを総合的にみていきます。崩れているバランスを見極めてそこを回復させることで結果として出ている症状が改善していきます。漢方の力を借りて妊娠のしやすい身体づくりをめざしていきませんか。

30代後半・40代からの【不妊治療】

最近の不妊漢方相談の方々が口をそろえて、「年齢の事があるので焦ってます。手遅れですか?もう無理ですか?何とかなりませんか?」とおっしゃいます。いろいろな情報を目にして、焦りを感じているようですね。妊娠出産は確かに年齢の影響を受けます。でも、何とかなります!が、、あることが必要です。

ご存知ですか?【妊活中】の心の在り方。

妊活中は検査という数値化されている情報も大事なのですが、それ以上に心の在り方が大事なんです。そして出産後の子育てにおいても大切なことです。なつめ薬局ではそんな心の在り方もご説明しております。

多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)をともなう不妊は漢方で体質改善!

最近ではライフスタイルの変化などにより 不妊 に悩む方はますます増えています。不妊の原因は男女双方で考えられますが、その中のひとつに…

【不育症と漢方/札幌】病院で出来る事は少ないのが不育症。漢方的な考え方とは?

赤ちゃんを望んでいる方の中には、妊娠はするけれど出産まで至らず悩んでいる方も多いでしょう。不育症を改善するためにはどのようなことができるのでしょうか。西洋医学では様々な治療もスムーズに解決に結びつかないことが多いというのが実情ですが、漢方では患者さん一人ひとりの体質を見極め赤ちゃんがお腹の中で元気に成長できるようにお母さんのカラダ全体のバランスを整えていくことができます。

【妊娠・漢方相談/札幌】妊活・不妊治療の前に妊娠確率を上げる方法

病院で本格的な不妊治療の前に、また、不妊治療をしている方でも、妊娠の確率を上げるためにできることがあります。この記事では、「妊娠しやすいからだの状態とはどのような状態なのか?」「日常生活でできるからだを整える方法」「不妊治療と並行して漢方の使用をおすすめする理由」などについてお伝えします!

コメントは締め切りました