あきらめなくても大丈夫!漢方で髪のエイジングケア

年齢を重ねるうちに、ツヤやハリがなくなりボリューム不足の髪の毛に悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
漢方で体質を改善すると、髪の毛にも良い影響が出てきます。

漢方からみた年齢とともに髪質が変わるワケ

髪の毛は、カラダの内側の状態を映し出す鏡です。
東洋医学では、血や腎が髪質に大きく影響していると考えます。
*東洋医学における血や腎は、西洋医学の血液や腎臓と似た機能も含みますが、まったく違う働きもあり別物です。

髪は血余と漢方では言う

漢方 では、髪の毛のことを「 血余 (けつよ)」と呼びます。
東洋医学における血は、西洋医学での血液と似た働きもしており、全身に栄養を行き渡らせます。

体内の血が余るほど豊富でしっかりと機能していれば、全身に栄養が満ちあふれ、豊かでつややかな髪の毛を維持できるのです。

年齢とともに、 髪質 が変わってきたと感じる人は少なくないでしょう。
これまでと同じようなケアをしているのに、カットやカラー、パーマをしてもいまいちヘアスタイルが決まらなくなってきた……、とお悩みの方もいるかもしれません。

髪の毛が細くなったり、抜け毛が増えたり、パサつきやクセが強くなったりすることは、年齢のせいだから仕方ないと感じてしまうかもしれませんが、いくつになってもきれいな髪の毛の人もいます。

こういった方は、体内の血が十分でカラダのすみずみまで循環しているのです。
若い人の髪の毛がフサフサとしてつやがあるのは、カラダのバランスが取れているので血がしっかりと機能しているからです。

髪とつながりが深い内臓は腎

また、髪の毛は「 腎の華 (じんのはな)」とも呼ばれています。
腎とは、 東洋医学における内臓の考え方「五臓(肺・心・肝・脾・腎)」のうちのひとつです。

腎には、生命活動の根本である精を蓄えておく機能があります。
精は生命エネルギーですので、腎が弱まり精を蓄えられなくなると、体の中のエネルギーが枯渇してしまいます。

精の不足は、老化と同じです。
髪の状態を見れば、カラダの中の老化状態がわかってしまうのです。

年齢とともに腎の力は弱まり、髪質も変化します。
けれども腎の弱まり方は、人にとって違いますし、補ってあげることがエイジングケアになります。

つまり、「年齢とともに髪質が悪くなるのは当たり前」ではなく、カラダのバランスが整い腎の調子がよくなれば、髪質もよくなっていくのです。

漢方で生き生きした髪の毛に

年齢とともにカラダの中のバランスは、どうしても崩れていきます。
そのため、髪質が変わってしまったと感じる方も多いでしょう。

髪質が悪くなってきたと感じたとき、これまでより少し高級なシャンプーやトリートメントなどのヘアケア用品に変えてみたり、美容室でスペシャルケアをしてみたりと外側からのケアに力を入れる方が多いのではないでしょうか?

けれども、髪質の悪化の原因が体内の状態にあると知れば、こうした外側からケアをする方法はその場しのぎであまり意味をなさないことがわかります。

髪質を決定するカラダの内側から変えていかなければ、きれいな髪を根本的には作れません。

髪質に問題があるということは、体内で血や腎に問題が生じている可能性が高いので、これらの崩れているバランスを整えていくことが髪質改善には重要です。

病気の治療や エイジングケアに漢方は使われますが、西洋医学と違って問題のある部分だけに対処するわけではありません。
カラダ全体に働きかけて、全身トータルで状態を良くしていきます。

髪の毛は1日に0.3センチ、1ヶ月に約1センチ程度伸びるといわれています。
そのため髪質の改善 には少々時間はかかりますが、体内のバランスが整うと良くなってくるので、あせらずに長い目で見ていきましょう。

効果をより引き出す漢方とは

血や腎の状態により、髪質が悪くなることをお話ししてきましたが、同じ 髪質 の人が皆同じようにバランスが崩れているわけではありません。

原因となるバランスの崩れ方は人によって違いますし、そもそもバランスが崩れる理由も人それぞれです。

「髪のエイジングケアに良い!」といわれている 漢方 を服用したとしても、全員に効果があるわけではないのは、これが原因です。

ご自身に合った漢方を選ぶことで、あなたの体質は変わります。
漢方で髪質改善をしたいのであれば、しっかりと話を聞いてくれてカラダの状態を見極めることができる漢方専門薬局を利用することが重要です。

あなたに合った漢方を自社製造で煎じてくれる漢方薬局を選ぶと良いでしょう。

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