ニキビはストレスが原因?治らない肌荒れでお悩みの方は漢方で体質改善しよう

新生活がスタートし、生活環境が変化すると体調もゆらぎやすくなります。

不規則な生活やストレスは、大人のニキビの原因となることはご存じでしょうか。

現在、「大人ニキビ」に悩んでいる人は20代〜30代に多くみられます。

皮膚科で抗生物質やビタミン剤、外用薬が処方されても根本的な治療にはならず、薬の使用をやめるとすぐに再発してしまうこともあります。

しかし漢方は、身体の内側から働きかけ体質の改善をし、肌だけでなく自身の身体の免疫力を上げることで自ら回復していく手助けをしてくれます。

長年ニキビで悩んでいる方や病院で治療薬を出されてもニキビを繰り返す方は、漢方で体質改善をすることがおすすめです。

ストレスでニキビが出来る!治らないのはどうして?

ストレスを受けるとホルモンバランスが崩れ、アンドロゲンという男性ホルモンの一種が大量に出ます。
これによって皮脂の分泌が促され、皮脂過多となり、ニキビができやすくなります。

また、ストレスを受け続けた体は内側から活性酸素が発生し、自らの細胞を傷つけ、免疫力を低下させます。
ストレス以外では、冷えや不規則な生活などもその原因になります。

免疫力が低下すると、肌のバリア機能がはたらかず雑菌が繁殖し、二キビが治りにくくなってしまうという悪循環に陥ってしまいます。

東洋医学からみる大人のストレスニキビの原因

漢方ではニキビは「粉刺(ふんし)」といい、原因がストレスによるものは「肝」「脾」「腎」が関係しています。

・自律神経を調整する『肝』が乱れ、気の流れが詰まる

イライラや不安などのストレスにより、肝の働きが低下し、気が巡らなくなり、熱がこもることでニキビを引き起こします。
女性では月経前に悪化する方も多く、生理不順などの症状があるのも特徴です。

・胃腸機能を担う『脾胃』に熱がこもる

ストレスで消化機能の働きがおちて代謝が低下したり、飲食の不摂生により熱がこもったりしてニキビの原因となります。

・ホルモン分泌を司りエネルギーの源である『腎』が弱る

肉体疲労・精神疲労のストレスにより、気や血などのエネルギーが不足し皮膚を滋養できず肌が荒れニキビが発生します。
腎は加齢によっても働きが低下します。

漢方からみる大人ニキビを減らすための体質改善法

毎日の食生活の結果は、肌にそのまま現れます。

漢方では「皮膚は内臓の鏡」といわれ、内蔵の状態が皮膚に反映されると考えられています。
内蔵の働きの不調やバランスの乱れは、肌状態の乱れにつながっています。

つまり体内のバランスを整えることで、健康な皮膚を取り戻すことができるのです。
ニキビのできない肌をつくるためには、身体の内側へ目を向けることが大切です。

東洋医学では日々の養生を重視します。具体的にみていきましょう。

食生活の見直し

現代の食生活は、糖質・脂質の摂りすぎに加え、野菜不足が問題となっています。
ニキビの原因となるピーナッツ・チョコレート・スナック菓子のような油分の多い食品を避け、野菜や海藻類を意識して食べるようにしましょう。

温野菜は生野菜よりもかさが減るので積極的に取り入れましょう。

便通の改善

排便の習慣には個人差がありますが、漢方では自然な便意があることを重視し、毎日の排便が困難・量が少ない・残便感がある状態は便秘とされています。
習慣的に便意を感じることができなくなっている便秘の方は注意が必要です。

便秘が続くとニキビや吹き出物ができやすくなる以外にも体調に悪影響を及ぼします。

野菜や海藻類を摂取するなど食生活に気を配ることで、便秘の予防と解消、ひいてはニキビの改善につながります。

運動不足と睡眠不足の解消

慢性的な睡眠不足や運動不足は、肌の代謝を低下させ、ターンオーバーの乱れを引き起こします。
ターンオーバーが乱れると、古い角質がいつまでも肌に残り、毛穴がつまってニキビの原因となります。

ウォーキングやストレッチなどの運動は、多くの酸素を身体に取り込み血流を改善するので、新陳代謝も活発になります。
また、睡眠中に分泌される成長ホルモンは肌のターンオーバーを促します。

肌のターンオーバーが整うと、ニキビは治りやすく再発しにくくなるため、十分な睡眠と適度な運動で代謝の上がる生活習慣を心がけましょう。

漢方でできるニキビ対策~健康的な肌をつくるために~

漢方ではニキビを「熱」の症状と捉え、基本的には余分な熱を取りのぞくことを目的として対応します。

ストレスは熱を生む大きな要因のひとつですが、熱の原因は人それぞれです。
原因を探りながら、肝の気の巡りを改善したり、脾胃の調子を整えたり、腎の力を補ったり、改善すべき生活習慣や処方する漢方薬を考えます。

余分な熱が発生しないように生活を見直し、漢方薬で体の内側からバランスを整え、自然治癒力を高めるよう働きかけ、皮膚の免疫力を高めることで、ニキビのできにくい体へと変わっていきます。

ニキビの症状や体質を見極め、ご自身に合った漢方薬でニキビのできにくい肌を作りましょう。

一般的に体質が改善されるのに120日程かかるといわれています。
効果が実感されるまでの期間には個人差がありますので、焦らず取り組むことが大切です。

適切な漢方薬を処方できる専門薬局を選びましょう

漢方では、ニキビの炎症度合いや発生部位だけでなく、睡眠の良し悪し、便通の状態、食欲の有無など体全体の状態をみて処方を決定します。

漢方薬は数種類の生薬が目的をもって配合されており、一人ひとりの症状にぴったりと合ったものを選ぶことができます。
その分、種類も多岐にわたっているので、どの漢方が自分に一番よいのかを専門家に判断してもらうことが重要です。

まずは家や職場の近くで、お悩みの症状についてじっくりと話を聞き、あなたの悩みの原因を判断してくれるクリニック・薬局にご相談ください。

近所にそのようなところを見つけられないという方は、私たち『漢方専門なつめ薬局』へぜひご相談ください。
様々なご事情によりご来局が困難な場合は、ご予約での遠隔相談もお受けしておりますので、ご利用下さいね。

『漢方専門なつめ薬局』では、丁寧な聞き取りで一人ひとりの状況を把握・分析して、対処療法ではなく、患者様自身が持つ本来のチカラを引き出す本治療法を主軸に漢方薬を作ります。

その方に合わせて厳選された生薬を煎じた漢方薬を自社製造で提供するので、顆粒・錠剤・シロップタイプなどの漢方薬と比べると効果がしっかりと感じられるのが特徴です。

漢方薬でニキビに悩まない生活の一歩をスタートしましょう。

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