【掌蹠膿疱症と漢方/札幌】掌蹠膿疱症とたばこや電子タバコの関係とは!?

札幌/中央区の漢方専門 なつめ薬局の阿部です。

掌蹠膿疱症のご相談が非常に多い中、皆さんから聞かれることの一つに、【掌蹠膿疱症】と【たばこ】についてのご質問です。

本記事では、掌蹠膿疱症とたばこ・アイコスなどの関係性について説明していきます。

まず掌蹠膿疱症についてです。過去にも取り上げていますので、そちらの記事も参考にしてください。

掌蹠膿疱症と喫煙の関係性

掌蹠膿疱症の原因は、扁桃腺炎や虫歯、歯周囲炎などの感染病巣と密接に関連していることが知られていますが、多くの場合、原因は不明と言われています。
ただ、掌蹠膿疱症を悪化させる要因として【たばこ】【アイコス】等の喫煙習慣が挙げられています。
アイコス以外にも、現在は様々なたばこ類似商品が販売されていますが、健康という目線で見るならば、ニコチンやタールを含むのであれば、全てタバコと同様に考えます。

掌蹠膿疱症の患者の85%以上が喫煙者であり、特にヘビースモーカーが多いことがわかっているのです。

実際に、

  1. 喫煙歴が全くない場合に比べると、喫煙習慣があると発症リスクは74倍も高くなる
  2. 喫煙歴がない患者は、発症したとしても症状は軽い

ということが研究によって判明しています。
更に、禁煙をすると症状が良くなることも研究によって明らかにされているのです。

たばこが掌蹠膿疱症を悪化させる理由とは?

喫煙によって、掌蹠膿疱症が発症するメカニズムとしては、

  1. たばこ(たばこ類似商品を含む)を吸う
  2. 抗ニコチン受容体抗体の産生される
  3. 受容体の豊富な手のひらの汗管に抗体が結合する
  4. 汗管を中心として炎症が起き、悪化する。

掌蹠膿疱症の発症・悪化については、不明な事の方が多いのですが、現在は上記のように解釈されています。

詳細なメカニズムは、今後解明されていくと思いますが、判明している事実として、

【タバコ(アイコス等含む)は掌蹠膿疱症を悪化させる】という事実があります。

禁煙のみで掌蹠膿疱症が完治するということはありませんが、禁煙することで症状が改善したり、治療効果の向上がみられたりする傾向があります。

掌蹠膿疱症の改善につながる取り組みとは?

掌蹠膿疱症は、皮膚に症状が現れますが、原因は皮膚ではなく、体内にあります。
塗り薬では、一時的に症状を抑える事は出来ても、根本的な治療にはなりません
塗り薬を中止するとすぐに悪化しますし、塗り薬が効かなくなる事もあります(症状が悪化したと考えられます)。

ですので、根本的な治療になるのは、体の内側から効果を発揮する漢方薬になります。
その漢方薬も粉や錠剤では不十分です。自社製造の煎じタイプの漢方薬でなければ、十分な効果は期待できません。

私たち漢方専門なつめ薬局には、北海道各地から、掌蹠膿疱症の患者さんが相談にいらっしゃいます。
ほとんどの方が、すでに何らかの治療を始めています。病院でステロイドなどの塗り薬を使用している方や、ビオチンを飲んでいる方、漢方薬を飲んでいる方など様々です。
ですが、残念ながら、効果が見られない為、札幌まで、なつめ薬局に相談にいらっしゃいます。

掌蹠膿疱症の患者さんを数多く見ていると、皆さんに共通する特徴的な体質があるのですが、
私たちが自社製造している漢方薬を服用し、その体質を改善していくと、掌蹠膿疱症も驚くほど良い結果となります。

タバコは、この体質改善を阻害してしまいますので、治療にあたっては禁煙をしていただくことになります。

また、患者さんごとに注意した方がいい生活習慣があります。
人それぞれ、アドバイスする内容が変わりますので、この記事では割愛いたしますが、ご相談の中でお伝えしております。

掌蹠膿疱症でお悩みであれば、札幌の漢方専門なつめ薬局にご相談ください。
完全予約制です。

大変混雑していますので、ご希望の日時がありましたら、早めにご連絡をお願いします。

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