肝臓がんによる腹水の辛い症状。漢方薬で治療出来ることをご存知ですか?

~肝臓がんによる腹水は漢方薬で治療が出来ます~

病院で出来る治療はもう既に受けられていて、それでもどんどん増えていく腹水にお困りの方もいらっしゃるのでは無いでしょうか。
肝臓がんでお腹に水が溜まると、お腹が張って苦しく食事もままならなかったり、お話しするのも大変だったりしますよね。
何より食事を十分に摂ることが出来ないと体力が回復しません。
そして体力が落ちると、免疫力も落ちてしまいます。

そんな中、西洋医学の場である病院では副作用の強い内服薬や体に負担の大きい治療を行うので、体力や免疫力がより無くなってしまうという悪循環が起きます。

ですが、東洋医学に基づく漢方薬だと、カウンセリングを行い一人ひとりの状態に合った漢方薬を選ぶので、体への負担は最小限にとどめながら腹水の症状を和らげることが出来るのです。

この記事では、肝臓がんによる腹水でお悩みの方に向け、

  • 肝臓がんによる腹水の原因と症状
  • 腹水の治療方法
  • 体への負担を最小限にする漢方薬による治療法
  • 漢方薬局の選び方

以上の4つの内容について解説します。

肝臓がんによる腹水の原因と症状

西洋医学で診る腹水の原因

西洋医学の側面から見た肝臓がんによる腹水の原因は大きく分けて3つあります。

  • アルブミン不足による水分代謝機能の低下
    肝臓の機能が弱まり、アルブミンという血漿蛋白成分を生成することが出来なくなることが腹水の原因となります。
  • 肝臓の繊維化による門脈圧亢進
    肝臓がんの原因が肝硬変による場合、肝臓が繊維化して固くなることで門脈圧が亢進し、血液が正常に流れなることで腹水が発生します。
  • 肝臓がんによる臓器の炎症
    肝臓がんが腹膜に転移し腹膜炎を起こしてしまうと、炎症成分によりアルブミンが漏出し腹水の原因となります。

東洋医学で診る腹水の原因

東洋医学では、西洋医学とは異なった五臓六腑への考え方を持ちます。

肝臓がんによる腹水の原因は主に肝・脾の機能低下で起こります。

「肝」は血を貯蔵し流量を調節する臓器であり、全身の「気」の巡りを司る大切な役割を持ちます。
東洋医学では「気」は生命活動の源となるものと言われています。
そんな「気」が正しく巡るからこそ、私たちの体内にある臓器や経絡は正しく機能することが出来るのです。

「脾」は肝で作られた血が、血管外へ漏れ出てしまうのを防ぐ役割を持ちます。
また、体液のことを指す「津液」の代謝を調整します。

肝臓がんにより肝・脾の機能が低下すると「気」の流れが滞り、血管内の血や体液が血管外へ漏出します。
また、脾による津液の代謝が上手く出来なくなることも影響し、結果として腹水に繋がってしまうのです。

このように、肝と脾は互いに密接に関係し合っており、どちらか一方の機能が低下するともう一方にも影響し、互いに機能低下が起きてしまいます。

腹水が原因で起こる症状

  • 食欲低下や嘔気・嘔吐
  • 息切れや息苦しさ
  • めまいや血圧低下
  • 栄養状態の低下やむくみ

いずれも肝臓がんが原因で「血」や「水」の巡りが悪くなり、全身へ血液や栄養・酸素を巡らせることが出来なくなっている状態です。

また、肝は気を司るため感情の面にも作用します。
そのため、肝の機能が低下すると感情のコントロールが難しくなります。

さらに、脾の機能低下による「津液」の代謝も低下しているため腹水が発生し、腹水により様々な不快症状を起こしていることが分かります。

いずれも肝臓がんが原因で「血」や「水」の巡りが悪くなり、全身へ血液や栄養・酸素を巡らせることが出来なくなっている状態です。

また、肝は気を司るため感情の面にも作用します。
そのため、肝の機能が低下すると感情のコントロールが難しくなります。

さらに、脾の機能低下による「津液」の代謝も低下しているため腹水が発生し、腹水により様々な不快症状を起こしていることが分かります。

腹水の治療方法

肝臓がんによる腹水に対し、病院では利尿剤や腹腔穿刺、腹腔静脈シャント術といった治療を行います。

治療による副作用として、利尿剤は副作用として脱水症状があります。
腹腔穿刺や腹腔静脈シャント術は体に直接針を刺し異物を入れるので痛みや苦痛を伴います。

いずれの治療も、体には大きな負担がかかります。
また、それらは症状を根本から改善するものではなく対症療法ですので、肝臓がんによる腹水を解消するものではありません。

それは、病院という西洋医学の場だと上記以外の治療が無く、肝臓がんによる腹水へのアプローチは非常に限られているからなのです。

体への負担を最小限にする漢方薬による

病院での治療が難しい方でも、東洋医学の漢方薬なら体への負担を最小限に、治療を行うことが出来ます。

肝臓がんによる腹水は「肝・脾の機能低下」により起きていますので、東洋医学では肝・脾の機能を高める漢方薬を用います。
肝・脾の機能改善により、血や水の巡りを改善し、体内の各臓器へ必要な血液や栄養・酸素を届けます。
また、体内に滞る津液の代謝を改善させ、過剰な津液を排出し、腹水の改善に働きかけるのです。

漢方薬局では漢方理論に基づき、一人ひとりのご病気の状態からその方の性格までを把握した上で漢方薬を選択して処方します。
漢方薬を取り扱っている病院やクリニックで同じ名前の漢方薬を処方してもらうよりも、自社製造の漢方薬局で自分に合った漢方薬を作ってもらう方が効果効能は現れやすいのです。

病院で処方される内服薬は、症状に応じて用法容量を変えることはあっても、一人ひとりの性格から症状に合わせて調合することは出来ません。
腹水の治療に用いる利尿剤は、副作用として辛い脱水の症状が出てしまうことがあります。

しかし、自分に合った漢方薬であれば、体への負担が少ないので、脱水症状の様な辛い副作用に悩まされなくても良いのです。
辛い副作用の症状がなければ、副作用による体力の消耗や免疫力の低下が起こることがありません。
さらに、体力を温存することが出来るので、体力の回復に向けてがん治療を受けることが出来ます。

自分に合った漢方薬局の選び方

腹水によりお腹が苦しくて食欲が湧かない、息苦しくて休息も取れない等の辛い症状があるにも関わらず、病院での対処が難しいとお悩みの方は、まずはお近くの漢方薬局へご体調の相談をされてみてはいかかでしょうか?
その際には顆粒や錠剤ではなく、煎じて服用するタイプの漢方薬を自社製造しているクリニックや漢方薬局を選ぶと良いでしょう。

また、体調や症状の他に、性格や生活習慣などのお話もしっかりとカウンセリングするクリニックや漢方薬局がおすすめです。
しかし、お近くにそのような漢方薬局があるのか分からない、そもそも無いという方もいらっしゃるかと思います。その際には、当薬局では電話やzoom、LINEを使ったオンラインでのご相談も承っております。

病院でもう出来る治療が無いからと、食事をはじめとした日常生活を諦める必要はありません。
お困りの方は、是非一度お気軽にお話しして下さい。

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