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【漢方の目線で考える】急増する「足のつり」と「喉のつかえ・イライラ」の原因とは?~芍薬甘草湯68や茯苓飲合半夏厚朴湯116や四逆散35で迷子になっているあなたへ~

 「爽やかで過ごしやすい」と言われる夏の北海道。しかし近年は、気候の変動による蒸し暑さや、室内外の寒暖差によって、体調を大きく崩される方が札幌市内でも増えています。

現在、漢方専門 なつめ薬局のご相談でも特に多いのが、次の2つの症状です。

  • 「寝ている時、特に明け方に、突然足がつって驚いて飛び起きる」
  • 「喉のつかえ感や胃の不快感、イライラしやすい状況が続いている」

このような症状を改善するために、「芍薬甘草湯(しゃくやくかんぞうとう)」や、「116番(茯苓飲合半夏厚朴湯)」、「四逆散(しぎゃくさん)」といった漢方薬をインターネットで調べたり、病院で処方されて飲んでいる方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、「飲んだその時は少し楽になるけれど、夜になるとまた足がつる」「よく効くと聞いた番号の漢方を飲んでいるのに、喉の違和感がすっきりしない」というお悩みの声を多く耳にします。

なぜ、この時期にこれらの不調が増えるのか?なぜ特定の時間帯に発症しやすいのか?そして、なぜ市販の漢方を処方の番号通りに飲んでも根本解決しにくいのか?今回は、東洋医学(中医学)の本質的な視点からそのメカニズムを紐解き、本当に体質から変わるためのアプローチをご紹介します。

【漢方の目線】足のつり(痙攣)の正体は「風寒湿痺」と「気血の枯渇」

多くの方を悩ませる「足のつり(こむら返り)」。中医学では、筋肉の動きや柔軟性は「肝(かん)」という五臓が司り、そこを流れる「血(けつ)=栄養や潤い」によって養われていると考えます。

筋肉のトラブルが多発する背景には、単なる水分不足だけではなく、中医学でいう「風寒湿痺(ふうかんしっぴ)」という病態が深く関わっています。

  • 汗による「津液・気血」の消耗:夏の暑さと発汗により、水分だけでなく体内のエネルギー(気)や筋肉を潤す栄養(血)が急速に失われます。
  • 気候と冷房による「風寒湿邪(ふうかんしつじゃ)」の侵入:近年の北海道は「湿気(湿邪)」が高まる日が増えています。湿気は体内で重く粘りの性質を持ち、気血の流れをドロドロと滞らせます。そこに「冷房の冷え(寒邪・風邪)や夜間の気温低下」が加わることで、「風寒湿痺(ふうかんしっぴ)」と呼ばれる状態に陥ります。

つまり、「汗で筋肉を潤す栄養(血)がカラカラに渇いたところに、湿気や気温の低下・冷えが経絡(エネルギーや血液の通り道)を泥のように塞いで凍りつかせる」ため、筋肉が正常な収縮を保てなくなり、異常な痙攣(足のつり・激痛)を引き起こすのです。

なぜ「寝ている時」や「明け方」に発生しやすいのか?

「日中は大丈夫なのに、なぜか寝ている時、特に明け方に足がつる」のでしょうか?

  1. 睡眠中の「肝蔵血(かんぞうけつ)」のメカニズム 中医学には「人卧則血帰於肝(人は眠ると血が肝に戻る)」という言葉があります。私たちが眠っている間、全身を巡る血液(血)は五臓の「肝」へと戻り、貯蔵・メンテナンスされます。そのため、睡眠中の手足や末端の筋肉は、日中に比べて血(潤い・栄養)が圧倒的に薄い状態になっています。
  2. 明け方の「気温の低下」と「湿気の停滞」: 明け方(午前3時〜5時頃)は、一日の中で最も気温が下がる時間帯です。さらに、寝ている間にかいた汗や布団の中の「湿気」が冷えと結びつき、筋肉を急激に冷やします。

ただでさえ夜間で「血が不足して無防備になっている筋肉」に、「明け方の冷えと湿気とエアコンや扇風機の風(風寒湿痺)」が襲いかかるため、明け方に激痛を伴うこむら返りが起こりやすくなります。

なぜ「芍薬甘草湯」だけでは繰り返してしまうのか?

足のつりに有名な「芍薬甘草湯」は、緊張した筋肉を即座に緩める非常に優れた「即効性のある頓服薬」です。しかし、筋肉が引きつる根本原因である「夜間の血(栄養)の不足」や「体に侵入した風寒湿邪(冷えと湿気と風)」を取り除く薬ではありません。

そのため、芍薬甘草湯を枕元に置いて飲み続けても、ご自身の体質である「気血の不足」や「水滞・冷えの根本」を改善しない限り、足のつりを繰り返してしまうのです。

【漢方の目線】喉のつかえ・イライラの正体は「肝」の失調と「気の滞り(気滞)」

もう一つ、この時期に増えるのが、喉の奥になにか詰まっているような違和感(中医学では「梅核気:ばいかくき」といいます)や、胃が重くつかえる感覚、そして抑えきれないイライラや不安感です。

これらはすべて、中医学でいう「気の滞り(気滞:きたい)」が原因で起こります。

中医学における「肝(かん)」は、自律神経や感情をコントロールし、全身の「気」の巡りをスムーズにする司令塔の役割を果たしています。しかし、「室内と屋外の温度差によるストレス」「冷房による体の冷え」「夏の湿気による不快感」などが重なると、この司令塔がショートしてしまい、気(エネルギー)の流れが止まってしまいます。

気の行き場がなくなると、上半身にこもり、それが喉のつかえ(気鬱)、胸の苦しさ、胃の不快感、イライラ、情緒不安定といった症状となって表れるのです。

漢方には同病異治という重要な考え方があります

「病院で116番(茯苓飲合半夏厚朴湯)や四逆散をもらったけれど、すっきりしない」というご相談をよくいただきます。

確かに、これらは気の巡りを良くしたり、胃腸の調子を整える素晴らしい処方です。しかし、中医学には「同病異治(どうびょういち)」という非常に重要な考え方があります。

同じ「喉のつかえやイライラ」という症状であっても、その人の体質、体調、病気の根本原因(=証:しょう)が異なれば、全く違う漢方薬を用いなければ効果を発揮しない、という意味です。

例えば、単純な「気の滞り」に加えて、体内に「熱」がこもっているのか、「冷え」や「湿気(むくみ)」を伴っているのか、そもそも「気」の絶対量が不足しているのか。これらを見極めずに、ただ「症状名」や「処方番号」だけで漢方薬を選んでしまうと、本来の効果が得られないばかりか、逆に胃腸を荒らしてしまうことすらあるのです。

漢方は「病名」ではなく「あなた固有の体質(証)」で選ぶもの

もし、あなたが今、

  • 「明け方に足をつるので、寝不足気味でつらい」
  • 「喉や胃のつかえがとれず、何をやってもすっきりしない」
  • 「自分に本当に合っている漢方薬に出会いたい」

そう感じていらっしゃるなら、一度「処方名や番号で薬を選ぶ」ことをやめてみませんか?

私たち「漢方専門なつめ薬局」は、病院で出されるツムラさんのようなエキス顆粒剤ではなく、厳選した生薬からあなたの為に自社製造で漢方薬を製造しています。そのため、お身体の状態把握を入念に行うために完全予約制でお話しをうかがい、あなた自身の体質(証)をしっかり把握します。

足のつりであれば、筋肉を緩めるだけでなく「夜間に不足する血を補い、体内の湿気と冷え(風寒湿邪)を追い出す生薬」を組み合わせる。まさに「仕立てのいいオーダーメイドのスーツ」のように、あなたのカラダとココロにぴったりと寄り添う漢方薬こそが、辛い症状の悪循環を断ち切る最速の近道です。

夏の不調をリセットし、快適な夏と未来の健康・元気を手に入れるために

夏の不調は、秋や冬に向けて体をさらに弱らせる「負の連鎖」の入り口でもあります。特に、自律神経の乱れや気候による不調を感じやすい方、更年期のホットフラッシュなどホルモンバランスの変化でツライ思いをなさってる方は、今すぐ行動を起こすことをおすすめします。なぜなら漢方の原料も年々高騰しているためです。今の価格で用意できるのは今だけだと思われます。

本格漢方相談のご予約は以下のリンク先から注意事項をご確認の上、お申し込みください。事前に自分の状態でも漢方が使えるのか等、ご相談したい方は相談員と直接つながるライン登録をお申し込みください。いずれも下記画像から先にお進みください。

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