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【 うつ病 と 漢方 / 札幌 】うつ病を改善するために必要な取り組みとは。

【 うつ病 と 漢方 / 札幌 】うつ病を改善するために必要な取り組みとは。

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1,うつ病から抜け出す方法とは?

「最近、やる気がでない」
「何をするのもおっくうに感じる」
「昔ほど趣味が楽しめなくなった」

そんな症状はありませんか?
こういった症状が出ていたら、もしかしたらうつ病かもしれません。
うつ病は、一言で説明するのはたいへん難しい病気です。

うつ病は、脳のエネルギーが欠乏した状態であり、ゆううつな気分や意欲の低下といった状態が続くだけでなく、さまざまな身体的な自覚症状をともなうことも珍しくありません。

うつ病を放置していれば、仕事や家事などの社会的な機能もうまく働かなくなり、人との交際や趣味など日常生活全般にも支障をきたすようになってしまいます。

うつ病が起こりやすい性格としては、

・几帳面
・仕事熱心
・責任感が強い
・完璧主義

といった特徴があります。

また、男性の場合は仕事の苦労や人事異動、女性の場合は妊娠・出産などといった大きな生活の変化がきっかけとなってうつ病を発症するケースも多いのです。

2,うつ病の原因

うつ病は、発症のメカニズムや原因がはっきり解明されておらず、まだまだ分からないことが多い病気です。

その人の、もともとの性格や考え方の傾向、体質、外部の環境に加えて、脳内にある物質(神経伝達物質)のバランスが崩れてしまうこともうつ病の原因のひとつだと考えられています。

私たちの脳は、たくさんの神経細胞で構成されており、神経伝達物質という物質を介して、さまざまな情報を伝え合って複雑な働きをしています。

ところが、ストレスをたくさん抱えていたり、心身ともに疲れている状態が続いていたりすると、神経伝達物質の働きや脳の血流などが十分ではなくなってくるのです。

特に、意欲や気分を調整するノルアドレナリンやセロトニンといった神経伝達物質が十分に機能しなくなると、感情をコントロールできなくなってしまい、その結果、うつ状態に陥ってしまうといわれています。

つまり、うつ病とは、精神的・肉体的疲労が続いていくうちに脳の神経伝達物質の働きが異常をきたしてしまい、その結果、様々な症状が現れるといった病気なのです。

自分でもできるケアとしては、うつ病の大敵であるストレスとうまく付き合うことが大事です。

もちろん、ストレスを完全に取り払うことは難しいですが、あまり深刻に考えない、何か集中できるものを見つける、など、ストレスを頭の中から消していくことを心がけると良いでしょう。

また、自らストレスをつくらない環境作りも重要なポイントです。

3,うつの治療と問題点

うつ病の治療には

・休養
・薬物療法
・精神療法

の3つの治療方法があります。

【 休 養  】

「休養」はうつ状態を改善していく上での基盤ともなるので、何よりも不可欠です。色々なストレスから自分を解放し、できるだけリラックスして眠りにつけるように心がけてみて下さい。

 

【 薬物療法 】

うつ病の場合、病院では一般的に「抗うつ剤」を使った薬物治療が行われています。抗うつ剤は脳内の神経細胞の伝達機能の不調を治し元々、自分が持っている神経伝達物質が有効に機能するようにサポート効果はあっても十分な改善が得られなかったり、副作用の問題も少なくありません。

抗うつ剤を服用して一時的に症状が治まったとしても服用を止めてしまえば、うつ病を再発してしまう恐れもあり、回復したように見えても進行していることもあるんですよ。

 

【 精神療法 】

いくら薬で症状を抑えつけたとしても、発症前と同じ生活環境に戻り、同じような考え方で行動していたのでは再発の可能性が高まってしまいます。

よって、抗うつ薬に頼らずに自分自身の能力で脳の働き・気持ち・感情をコントロールできるようになる事が本当の治療であるといえるのです。

自分の気持ちが癒されると感じることを見つけ出して取り組んでみたり、毎日少しづつ運動することで体に負荷をかけて夜ねむりにつきやすくすることもストレス解消につながります。

そして、自らストレスを抱えこまない工夫に併せて漢方薬の服用も効果的な手段の1つです。

 

これらの治療は、カウンセリングと併せて、スタンダードな治療ですが、問題となるのが、うつ病の薬です。

うつ病の治療に使う薬は、安定剤・抗うつ薬と呼ばれますが、これらの薬は例外なく、ほぼ全ての薬が、集中力の低下や眠気などを引き起こします。仕事をしている方、運転をしている方にとっては、かなり厳しいものです。うつの症状で元気がないのか、薬の副作用で元気がないのか、医師にも判別が困難です。さらに、依存の問題もあります。

4,うつ病に対する漢方に期待できる事

うつ病の改善に使用出来て、安全性に優れた薬としては、漢方薬があります。漢方は、ストレスによる心身のダメージを減らし、精神神経活動を自然に正常化する働きが期待できるとされています。しかし、「この漢方薬を使えば良い」と決まっているわけではありませんので、あなたに必要な成分を選んで製造してくれる漢方専門の相談薬局に相談してください。特に、うつに関しては、しっかり話しを聞いてくれるかどうかは重要です。ただ、漢方を用意するだけの病院・薬局ではなく、しっかり相談にのってくれる専門薬局でなければいけません。

5,漢方専門 なつめ薬局に相談するには

漢方専門 なつめ薬局の患者様から多いご相談は、「病院で薬をもらって、飲んだ時は一時的に良くなるが、その後、何度も症状を繰り返してしまう」というものです。

病院での一般的な治療では、「なぜ、うつが起きているのか?」といった根本的な原因を見つけることができるわけではありません。
一方、漢方薬は、局所的な症状だけを診るのではなく、その人のもつ体の性質を知り自然治癒力を高め、根本から症状を改善していくというものです。

漢方専門 なつめ薬局では、初回、専属の薬剤師と60~90分ほどのカウンセリングを受けていただきます。そして、お悩みの状況やお体の状態をお伺い致します。その上で、お1人お1人に合った漢方薬を自社製造でご提供しております。
漢方専門 なつめ薬局の漢方薬で、うつ病を根本からしっかりと治したい方は、まずお電話またはメールでご連絡ください。

漢方のご相談は完全予約制です。大変混みあっておりご相談をお受けできるまでにお待たせしてしまう可能性もございますので、お早目のご連絡をお勧めします。

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