【橋本病】でも妊娠を目指せます!

漢方専門なつめ薬局の薬局長藤本です。
今回は、妊娠報告の中の一例をご紹介します!

一人目を帝王切開にて出産後、全身の浮腫みや産後うつ・貧血などに悩まされ、その後二人目不妊となってしまった方。
そして1年間、漢方専門 なつめ薬局の漢方薬で身体づくりをしていただいた40代女性より、嬉しい妊娠の報告をいただきました。

この方は

  • 【橋本病】と診断され投薬治療中。
    (橋本病の方は、不妊や流産、早産、妊娠高血圧症候群などのリスクがあります。)
  • 更に胃も弱く、年に2回は胃痛のため胃カメラでの検査を行っている。
  • 過去に人工授精を3回行いましたが上手くいかなかった。
  • 人工授精中に橋本病が悪化し、結局不妊治療は一時中断。
    薬を増量。

という状態でした。
この、病院での治療を中断していた時期に、体質を改善しようと漢方専門 なつめ薬局にご来局となりました。

ご来局当初は気力も体力も食欲もあまりない状態。
更に生理が2日間しかなく、経血量も少ない状態でした。
食事は、夜はしっかり摂るものの、朝と昼は栄養不足気味。
夜間覚醒も1日4~5回と多く、覚醒後は再度寝付くのに時間がかかることもありました。

お食事や生活習慣の面での指導をして漢方薬での体質改善を開始しましたが、
漢方治療を始めて4~5か月の頃、まだ妊娠できない…と焦る様子も見られました。

体質を変えていくのには時間がかかります。
3~4か月で無事妊娠される方もいらっしゃいますが、それほど多くはありません。
焦らず行きましょうとお話をしつつ漢方をその時の体調に合わせて変更し身体づくりをしていきました。

そうして漢方の服用と生活改善を続けているうちに、

  • 無気力感が無くなり、やる気が出るようになった
  • 眠りが深くなり夜間覚醒が減った
  • 夜中に目が覚めてもすぐに寝つけるようになった

など、身体に良い変化がみられるようになりました。

そしてある時、
やはり焦りが強く、表情からも常に気を張っているような雰囲気が見受けられました。

実は精神状況も人間の体質に大きな影響をもたらすのです。

この方は、年齢的な事もあり焦りが強く、早く何とかしたいと気を張り頑張りすぎて身体が消耗してしまっていたのでしょう。
エネルギーや血液などが中々増えない状況でした。

そこで消耗を抑えるよう漢方を調整したところ、経血量も少し増え、更に生理の日数も長くなりました。
赤ちゃんのベッドとなる子宮内膜の状態が改善してきた証拠ですね。

表情も柔らかくなってきたなーと思っていたところ、その後の人工授精で無事出産となりました!

漢方薬での体質改善を始めてから1年。
この人工授精で上手くいかなければ体外受精にステップアップを…と考えていたところでの妊娠でした。

妊娠後初めての来局時に
「あんまり信じてなかったけど、漢方って本当に体質が変わるんですね!」
とおっしゃっていたのが印象的でした。

橋本病の方は産後に甲状腺機能の変動がみられることもあり、体調不良の原因となる場合もございます。
この方も一人目出産後にうつ等の体調不良に悩まされたという事で、今後は産後に備えた漢方治療を進めていく予定です。

余談ですが、相談を受けていると、妊娠する為には母体に「ゆとり」や「余裕」が必要だと感じます。
ダイエットをしていて栄養面が不足している、
焦りすぎて気持ちにゆとりがない…
そんな場合は中々不妊治療もうまくいきません。

不妊でお悩みの方は、日々深い呼吸を心がけ、周りの景色を楽しみながら散歩をするなど、あまり思いつめず頑張り過ぎず、心と身体に余裕をもって過ごしていただきたいと思います。

まずは食事のバランス、運動、睡眠をしっかり調えてください。
そして焦らずゆっくり呼吸をしてリラックスを心掛けてください。

それでも中々妊娠できない場合は、漢方専門 なつめ薬局の本格的な漢方薬で妊娠・出産に備えた身体づくりをしてみませんか?

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